竹ピンブラシでツボ、経絡刺激ブラッシング(参考資料)
医師のメッセージ
- 「痛みのある人はほとんどの場合、その痛みのある部位にトロンボキサンB2という
血流阻害物質と、
痛みを生じさせるサブスタンスPの原因物質が多く存在している。
「痛み」のある人は循環器が悪くなっている。痛みには急性と慢性の痛みがあり、
急性
の痛みは痛み止めで和らぐが、
慢性はうっ血状態が残っている場合が多い。
鍼灸師のメッセージ
- 東洋医学では、人間の身体には「気」または「気血」という一種の生命エネルギーが
流れていると考えられている。
その「気」の流れる道筋(循環させるルート)を
「経絡」という。
気が経絡をスムーズに流れることにより、健康が保たれる。
ツボは経絡を通して内蔵などの体内の器官とつながっていて、
身体に何らかの異常があると気が滞ってしまい、
反応を起こす反応点となる。
何か異常があると、異常を起こした患部によってそれぞれ反応するところが違うので、
適したツボを刺激して気の流れをスムーズにすることによって、症状を改善するのが
ツボ療法である。
- ★ 押すと「痛気持ちいい」これがポイント(ちょっと痛いけど気持ちいい)
ツボのある場所は動脈が身体の表面近くを通る場所、骨のくぼみ、骨と骨の間、
骨のきわ、関節の陥没部、腱と腱の間、筋肉と筋肉の間、筋肉のきわなどである。
このような場所を押すと、独特の痛み(痛気持ちいい)を感じることがあり、
「圧痛」と呼ばれ、特に大きい圧痛があらわれてくるところがツボとされている。
竹ピンブラシを使ってツボ刺激- ツボの位置は、体格によって、また身体の調子によっても多少違います。
ブラシを使ったツボ刺激の方法は、一つ一つツボの名前を覚えなくても、
どのあたりのツボがどのような症状に効くのかを大まかに把握してさえ
いれば、充分にツボ刺激の効果を得ることができます。
下手な鉄砲ではないが、
いずれかのピンが必ずツボに命中するからです。
竹ピンブラシを使った 頭のツボ刺激
頭部のツボを大まかに5つのグループに分けます。
- 頭のてっぺんにあるツボ
頭部の血行が良くなり、髪を育てる元となる頭皮も血行がスムーズになって
栄養が行きわたります。
- こめかみのあたりにあるツボ
精神的な疲れをとり、集中力を高める。脳を活性化します。
- 後頭部にあるツボ
首や肩のこりからくる頭痛に効果的です。
眠気をとり、血行を良くし、脳に活を入れます。
- 耳の後あたりのツボ
偏頭痛、眼精疲労、筋肉の緊張をほぐし、心身ともにリラックスさせます。
- 襟足あたりのツボ
後頭部や目の血液循環を良くし、特に眼精疲労に効果的です。
竹ピンブラシを使った経絡刺激- 頭の経絡(気の流れる道筋)をたたく、押す、こするなどブラシを自由自在に
あやつって、
ブラッシングマッサージを行い、身体の各機能を調整し、異常を
改善します。
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